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善永さんSSの第二弾書いた!




 基本的には好意的な記事を書く私だが、総てが総てそうというわけでもない。
 ペンは剣よりも強し。真実を暴くために、辛辣な文章を書くこともある。
 そんな記事の掲載をやめさせようと、賄賂やら脅迫やらをちらつかされたこともあるが、頑として私は譲らなかった。
 自分は正しいことをしていると信じていたからだ。

 そんなスタンスのせいか――時々、厄介事に巻き込まれることがある。

 会社からの帰り道。人通りの少ない路地で――
 ざ、と地面を叩く足音が聞こえた。そのすぐあと、人が現れた。
 通り道であるここに張り込んでいたのだろうか、かなりの人数がいた。
「善永、だな?」
 一、二――三人。いずれも、“まともな人生送ってません”といった感じの雰囲気を放っていた。
「悪いが……そういうわけだ。理由は話すまでもないな」
 正面の男がそう言った。この前記事に書いた、芸能事務所の汚職事件の関係者だろうか。
 ぞろぞろと、三人が私へ近づいてくる。
 私は持っていた鞄を地面に落とした。
「……お、アンタいい女だな。どれ、死んでもらう前に少し楽しませてもらおうか――」
 正面の男が下品に笑い、私との距離を三メートルに詰めた、
 瞬間、

「――ッ!」

 踏み込んだ。
 足を進めながらファイティングポーズを取り、彼の顔にストレートを繰り出す――!
「がぁっ!」
 為す術もなく彼の人中にクリーンヒットし、どさりと地面に倒れた。
「な……」
 他の二人は呆然としている。その隙に、フットワークを駆使し音もなく、近くにいた一人へ跳躍する。
 当てないジャブで視線を泳がせてから、右のショートフックでチンを殴打。軽く踵を浮かせて、彼もまた地面に沈む。
「ラスト――!」
「う、うわあああっ!」
 ようやく事態を認識したのか、最後の男が動き出した。走り出し、その勢いのまま拳を振り回してくる。
 体格の差もあり、女性の私は直撃すれば即気絶してしまうだろう。
 だが。
 ――どうして素人は、パンチを出すとき腰を切ることを知らないのだろうか。
 脇を締め、足を踏み込み腰を切る。それがパンチを出すときの基礎だ。
 彼の、胸から上しか使っていないパンチなど、私には時が止まったような遅さだった。
 軽く腰を落とし、大振りのパンチをダッキングで躱し――
 鳩尾へ、
「てやぁアッ!」
 アッパーを叩き込む……!
「……ぐ、ぁ……!」
 血が混じった唾を吐き出して、彼はゆっくりと倒れ込んでいった。
「ふ……ぅ」
 止めた呼吸を再開させ、新鮮な酸素を取り込む。
「……もうちょっと強い人を回してきなさいよね」
 いい大人なんだから、ボクシングくらい習えばいいのに。

 私は倒れた三人の男に目もくれず、その場を去った。

 まったく、芸能記者も楽じゃない。


―――――――――――――――――――――――――――――――――

捏造グラの善永さんがバゼットに見えた人は俺だけじゃなかった。
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この記事に対するコメント

一発ノックアウトとか、いい女すぎる。惚れた(笑)。
【2008/09/27 19:50】 URL | traum #- [ 編集]


強い女性って大好き!
【2008/09/28 01:29】 URL | 陽一 #- [ 編集]


とりあえず、氷の上で4本腕のサムライと決闘する所までは幻視したw
【2008/10/07 16:39】 URL | #- [ 編集]


そのうち善永さんが敵意を消す究極の闘方をやるかもしれませんw
【2008/10/08 00:03】 URL | 陽一 #- [ 編集]


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